出戻り　辺境ホビーライフ

　2013.10.16 14:12
　米国から拳銃を密輸する準備をしたとして、警視庁と東京税関の合同捜査本部は、銃刀法違反（密輸の予備）容疑で、東京都練馬区貫井、染物会社役員、清水孝司（４１）と同区中村北、内装業、長坂大輔（３９）の両容疑者を逮捕した。同課によると、２人とも大筋で容疑を認め、清水容疑者は「ベトナム戦争の映画で米軍が同じ拳銃を使っていたのを見てほしくなった」と供述している。

　逮捕容疑は９月１１日、米国内の郵便局で、長坂容疑者宛てにコルト社製の拳銃「ガバメント」１丁と実包１００発を発送するように手続きをしたとしている。

　米国土安全保障省が発送前の小包から拳銃を発見。メールの記録などから清水容疑者が米国内の日本人男性に密輸を依頼していたことを突き止め、警察庁を通じて警視庁に通報した。小包は中身を入れ替えて発送され、合同捜査本部が追跡捜査していた。

　清水容疑者は昨年春ごろから拳銃用スコープの部品などを無許可で輸入。自宅からは散弾銃の実包１１３発も見つかっており、合同捜査本部は火薬取締法違反容疑でも立件する方針。