2012年07月22日

バルトの楽園

バルトの楽園


 2006年公開の邦画。当時マツケンサンバでノリにノッた松平健が主演、後にヒトラー役で日本中の知名度を上げたブルーノ・ガンツの出演。日本で初めて「第9」が公演されたとされるドイツ人捕虜収容所の話。いやぁ、ようやく観ました・・・。

 実はこの映画には思い入れがめちゃくちゃありまして、本当はもっと早く観なきゃいけなかったのですが・・・。この映画は収容所のあった阿波徳島が舞台なのですが、撮影に際しては実際にほぼ近いところに収容所一式のセットを建設、撮影が行われました。当時2005年、小生も阿波の国に住んでいたので、地元新聞で撮影やらエキストラ募集の話はよく見聞きしておりました。そんなある日、仕事で何か絵になる写真が必要となり小生はふと「撮影現場で絵になるシーンを撮らせてもらえないか?」と提案したところ、OKが出てなんと撮影現場の片隅にお邪魔することが出来ました。版権のある松平健やブルーノガンツなど役者がいない日であることを条件に喜び勇んでノリノリの上司と一緒に向かいましたが、当時はカメラの知識はほぼゼロ、しかも上司のコンデジ1台しか持たない無謀っぷり。もちろん良い絵が撮れず、しょげていた我々に「今度はいい絵が撮れますよ」と後日リベンジのチャンスを頂きました。
 全国12か所に分散されていたドイツ人捕虜達は6か所に集約、再会を喜ぶシーンです。外国人エキストラが大勢集まって抱き合い喜んだ処、日本兵が静まれーと38式を空に向けて撃つシーン。そこを借りた脚立に乗って撮影させて頂きました。発火銃はビッグショットさんが担当。不発でカットなんてシーンも見せて頂きました。その写真は見事我々の仕事に使えたものの、会社は何の興味もないらしく一緒に行った上司が個人的にその写真を管理してましたが、急逝してしまったため今は小生が写真を預かっています。
 またそんな縁があったので撮影に使われた後、一般公開されていた収容所にも足を運び、女房殿のサイトに載せております(今はサイト運営は休止中)。最近知ったのですが、収容所の建物は現在は移築されて再公開されているようです。

ここまで身近に感じてしまっているのでストーリーや作りについてはコメントできませんが、悪い映画じゃないです。板東英二や大杉漣は阿波縁の役者枠です。




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Posted by So-Sui at 22:09 │◆Gun Media